お年寄りの人や体が不自由な人と付き合う事になる介護職。慣れないうちは辛い、どうすれば良いのか分からないと悩みがちです。経験を積めば仕事もしやすいのですが、経験を積むには時間が必要です。そのため、初心者のうちは心構えを大切にして仕事を行いましょう。
まず、人と接している事を忘れないという事です。初めて仕事をしている時などはあまり考えないかもしれませんが、慣れてきたり疲れていたりすると事務的な作業をしてしまう事があります。相手も人なので、こういった態度は伝わってしまいますし、それが原因のトラブルにもなってしまう場合もあります。また自分では出来る行動でも、相手にとってつらい場合もあります。特に手足が不自由な人などはほんの少しの段差でも苦労しますし、ストレスの要因になるため注意が必要です。
では、こういった状況を回避する方法ですが、これは経験者に話を聞くと良いでしょう。職場の先輩や、相手の家族など状況をよく知る人に聞くと効率的です。先に経験した事のある人ならばどのような状況で困るのか、そういう時はどのように解決すればよいのかを把握しているため勉強になります。できれば、聞いた事を後で確認できるよう、メモ帳などを持ち歩き記載していくと便利です。あらかじめ知っておけば万が一の場合に備える事ができますし、その状況になった時でも慌てず対処する事が可能です。
このように、経験が浅いうちは人と接している事を忘れない、分かりづらいなら聞いてみる、を徹底する事で失敗を防ぐ事ができます。介護職は大変な仕事ですが、その分やりがいもあります。心構えをしっかりと持って、良い仕事をしましょう。